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さとうさおり暴露。助成金8億円受給の不正受給履歴者。社名と真偽調査と現役区長の謎対応

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こんにちは! 選挙ウォッチャー、tsubasaです。

2025年1月28日、千代田区長選の公開討論会が地元の商工会青年会議所で開催されました。
この討論会では、「千代田区を減税特区にする!」と公約するさとうさおり候補が、現役区長の樋口高顕さんに対して、子育て支援に使われる助成金の具体的な使われ方と、そのチェック方法について厳しく質問。
その中で「不正受給の履歴がある事業者に、1社あたりの最大金額になる、8億円支給があるが、どのような指導をしているのか?」という鋭い指摘が飛び出しました。

これに対し、樋口区長は「その事実を知らない」と回答し、会場が一瞬ざわつく場面も。
さらに、さとうさおり候補には補足説明の時間が与えられ、有権者にとって重要な事実が浮き彫りとなりました。

こちらの記事では、この討論会のやりとりを中心に、話題となった助成金の不正受給の真偽や、該当事業者が気になり、その調査をしてみました。
有権者の皆さんにとって判断材料となる内容になりましたら幸いです。
では、どうぞ!

目次

減税党・さとうさおり区長候補の公開討論映像が話題に!

千代田区の青年会議所主催の区長立候補者の公開討論会の一部映像です。
さとうさおり候補がユーチューブにアップしてくれていました。
日中の討論会は、日中の仕事をしている方々にはリアルタイムは無理ですから、助かりますね。

やはり候補者の生の姿勢をみることは、有権者の判断にとても有効でかつ必要な情報だと思います。

さとうさおり暴露。千代田区助成金8億円受給事業者はどこ?

さとうさおり(公認会計士)さんが、選挙ドットコムサイトの、自身のサイトに調査結果を掲載されていました。

ーー ここから引用 ーー

(千代田区の補助金63億円ランキング) 

 行ラベル個数 / 補助種別合計 / 令和5年度補助金額
 総計16106,292,864,879
1社会福祉法人千代田区社会福祉協議会4275,267,104
2株式会社こどもの森1260,658,200
3株式会社グローバルキッズ
(グローバルキッズ飯田橋こども 園)
6241,182,343
4社会福祉法人ちとせ交友会
(二番町ちとせ保育園)
5213,143,751
5社会福祉法人ちとせ交友会
(岩本町ちとせ保育園)
5204,931,862
6一般社団法人千代田区観光協会1179,582,752
7(株)グローバルキッズ1178,268,000
8株式会社グローバルキッズ
(グローバルキッズ飯田橋園)
6178,016,577
9(株)日本保育サービス2174,652,000
10(株)日本デイケアセンター2147,004,000

引用元:選挙ドットコム/さとうさおり(千代田区の補助金63億円ランキング) 
(https://go2senkyo.com/seijika/187069/posts/1042418

10位まで転載させていただきました。
実際には、832位まである膨大な資料。さすが公認会計士のさとうさおりさんだと感じました。

そこで、公開討論会で8億円と、ずばりの金額を指摘されていましたので、調べてみました。
上位10位に名前が3つ出ているグローバルキッズ社。
3拠点を足しても、6億にしかならない? さて・・・
と、下位を探していくと、ほかに3拠点あり、合計が、

合計6拠点の合計金額 = グローバルキッズ全体の助成金合計は 790,895,765円

約8億円という表現で間違いはないでしょう。

不正受給の真偽調査

2020年の不正受給の真偽、文京区から発覚ということを、さとうさおりさんがおっしゃっていましたので、リサーチしてみました。
2020年では見つけられなかったですが、2022年にニュースになっています。事実でした。
以下引用ご紹介

保育事業大手「グローバルキッズ」(東京都千代田区)が、豊島区など都内区部の16の保育施設で保育士の人数を水増しして区側に報告し、過大な運営費を不正に受給していたことが分かった。不正受給額は少なくとも5区で計約1600万円に上り、区側は返還を求める方針。同社は「コンプライアンス意識の欠如と、これを黙認するガバナンスの不全があった」と不正を認めている。

(中略)

 グローバルキッズなどによると、不正があったのは2015年4月~2019年12月で、豊島区、大田区など都内8区の認可保育所11施設と認証保育所5施設の計16施設。実際より多い保育士らが配置されているように見せ掛けるため、職員名簿や出勤簿を偽造し、各区に報告。区側はこれに基づき運営費を支給していた。

(中略)

豊島区の指導検査で発覚「組織的で悪質」

 豊島区が昨年7月の指導検査で不正に気づき、都が今年1月から同社の104施設に検査を実施して発覚した。5施設で延べ27カ月分の不正があった豊島区は、過大支給分を約732万円と試算。大田区でも約327万円の不正が判明した。

 返還請求は現在、計5区で金額は約1598万円に上る見通し。今後さらに増える可能性がある。都の担当者は「組織的、意図的に事実と異なる名簿を提出していたケースで、悪質」としている。

引用元:東京新聞「すくすく東京」
2022年7月21日付 東京新聞朝刊 https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/hoiku/57937/

この状況を踏まえて、グローバルキッズ社では、自社サイトにて、再発防止策を示している。

グローバルキッズ社HPより
2022.11.11
不正事案の社内調査及び再発防止策に関するお知らせ

当社は、2022年6月15日付当社お知らせ「改善状況報告書提出に関するお知らせ」にて公表しました名簿、出勤簿等の偽造による行政に対する虚偽報告を行った事案(以下、名簿偽造事案)が発覚したことを契機とし、経営体制を刷新、新たな体制下、社内調査及び再発防止策を実施してまいりました。
当該調査の過程において、新たに不適正処理が疑われる事案が判明しましたので、現時点での社内調査の状況、再発防止策実施の進捗状況等につき、下記のとおりご報告申し上げます。
本事案が発生した背景には、創業以来規模拡大を優先した結果のガバナンスの不全、コンプライアンス意識が希薄な企業文化、硬直した組織・人事政策による自浄作用の欠如があったとの結論に達しています。
・・・(後略
引用元:https://www.gkids.co.jp/news/news812.html

しかし、その後2020年から21年にかかる不正も発覚。

「グローバルキッズ」不正受給、都内3区と横浜市でも発覚 設計費や運営費など水増しし計238万円
2023年1月27日
保育事業大手「グローバルキッズ」(東京都千代田区)による不正受給が相次いでいる問題で、同社が都内3区や横浜市から設計費や運営費などとして、計約238万円を不正受給していたことが新たに分かった。これまでの判明分だけで、不正受給額は計約2200万円を超えた。
 各区市などによると、設計費の不正受給は大田区=110万円▽江東区=70万8千円▽目黒区=5万1千円。2020年から21年に計5園を開設するにあたり、費用を水増ししていた。各区は違約加算金を含めて弁済を求めるという。・・・(後略
引用:東京新聞web(https://www.tokyo-np.co.jp/article/227580


ユーチューブでは、2020年と発言されていましたが、不正受給期間が2015年~2019年とのことで、発覚が2020年であったと思われます。その後、23区や都内のグループ施設での不正が次々と明るみに出て、2022年のネットニュースの内容となっているものと分かりました。

そしてその後、保育士水増しではなく、施設開設への費用の水増しがあったという事実が発覚。
再発防止の2022年11月以降の不正受給情報は見当たりませんでした。

公開討論会で、さとうさおりさんは、この点の指導内容に質問をしたわけですが、現場担当者からは、

「性善説で対応。請求額をそのまま助成金として支給している」旨の回答だったとのこと。
その後の検査はしていないということなのでしょうか?
樋口区長にやはり聞いてみたい気がしますね。

不正受給への指導は?の回答を避けた、現役・樋口区長の在任中の出来事。

樋口高顕(ひぐち・たかあき)さんのプロフィール

樋口高顕(千代田区長)

Xアカウント:@higuchi_takaaki

1982年8月生まれ。家族は妻と娘。

巣鴨学園高、京都大学法学部卒。

電通国際情報サービスの営業職を経て、2017年東京都議会議員、2021年千代田区長に当選。

23区最年少区長。

現場主義を旨とし、年に一度、清掃車に乗り、ごみ収集作業に従事。

コロナ禍の飲食店を応援するため、神田カレースタンプラリーの全124店舗を食べ歩いた。
引用:Xより

警察官僚でのちに警視総監を務めた樋口建史の長男として長野市で生まれる。
祖父は群馬銀行元常務取締役の内田啓利。
なお、名前である高顕の「高」は祖父母の故郷である群馬県高崎市にちなむ。
引用:wikipediaより

警視総監のお父様をお持ちです。
そして銀行常務の祖父。
日本の国を創り、護る役割を担われている家系の方ですね。

さてXのプロフィールにもある通り、最年少区長として就任が、2019年です。
ちょうど、就任したばかりのころの助成金受給不正の出来事です。
確かにその就任直後は、分からなくて当たり前でしょう。

しかし、2022年の東京都全域でのこの話題に全く感知していないとすれば、区長としての責務を全うしていないといわれてもしょうがないのではないでしょうか!?

責務なんて言葉をつかうと、鬼滅の刃の煉獄さんを思い出してしまいます。
今年は無限城編、いよいよですね。
すみません、脱線しました(汗

まとめ

さとうさおり暴露。千代田区助成金8億円受給事業者はどこ?指導は? 不正受給の真偽調査、現役区長は回答避ける!?のまとめです。

さとうさおりさんの暴露した「千代田区助成金8億円受給事業者」はどこ?
→ 保育事業大手「グローバルキッズ」(東京都千代田区) 
でした。

不正受給の真偽調査の結果
→ 事実あり。

 豊島区の指導検査で発覚「組織的で悪質」
 豊島区が昨年7月の指導検査で不正に気づき、都が今年1月から同社の104施設に検査を実施して発覚。
 5施設で延べ27カ月分の不正。(2022年7月21日付 東京新聞朝刊引用紹介)
 2023年1月時点で2200万円の不正受給を超えた。

現役区長は回答避ける!?
→ 全く感知していないとすれば、区長としての責務を全うしていないと言われても止む無し。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2月2日投開票です。
ぜひ千代田区民のみなさまには、税金の使い方、そして税金の増やす、減らす大きな方向性を踏まえて、大切な一票を投じていただきたいです。
日本のど真ん中、千代田区から新時代の改革が、生まれることになれば、本当に全国に影響しますよね。
楽しみです。

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