こんにちは。tsubasaです。
引き続き、兵庫県知事、斎藤元彦知事の件のリサーチです。
斎藤知事の「公益通報」違反?に指摘が入っているようですが、そもそもはじめの斎藤知事の手元に届いた文面とは、どのようなものだったのでしょうか?
今回はその怪文書と言われているものに焦点を当ててみます。
斎藤知事、片山副知事は、県の担当弁護士にも相談して「公益通報」に該当しないと判断したと回答しています。
一方、文書を作成したとされるお亡くなりになられた局長のことを考えた際、初期に「公益通報」として適切に処置していればこのような事態はさけられたのではないか、明らかに「公益通報」違反であるとする声と二分されています。
いずれにも道理があるように聞こえて判断できません。
そこで今回は、X上に、取りざたされている該当文書を見つけましたので、それを共有することで、情報判断の材料にしていただければと思います。
「公益通報」扱いを意図した文書を読んでみる
X上に、斎藤知事、片山副知事が「公益通報」に該当しないと判断したとされる文書が紹介掲載されていました。
早速読んでみましたが、いかがでしょうか?
まずは、読売新聞社さまの記事をお借りして、マスメディアで紹介されていた7項目を読んでみましょう。
以下です。
斎藤元彦兵庫県知事の七つの疑惑とは? パワハラ・手土産・キックバック
疑惑が表面化したのは、前県西播磨県民局長の男性職員が2024年3月中旬に報道機関などに送付した告発文書がきっかけだ。そこには、次の7項目の疑惑が指摘されていた。〈1〉片山安孝副知事(当時)が「ひょうご震災記念21世紀研究機構」の五百旗頭真理事長(故人)に、副理事長2人の解任を通告し、理事長の命を縮めた。
〈2〉前回知事選で、県幹部4人が知人らに斎藤知事への投票依頼などの事前運動を行った。
〈3〉知事が24年2月、商工会議所などに次の知事選での投票を依頼。
〈4〉視察先企業から高級コーヒーメーカーなどを受け取った。
〈5〉片山副知事(当時)らが商工会議所などに補助金カットをほのめかし、知事の政治資金パーティー券を大量購入させた。
〈6〉23年11月の阪神・オリックス優勝パレードの資金集めで、片山副知事(当時)らが信用金庫への補助金を増額し、企業協賛金としてキックバックさせた。
〈7〉複数のパワハラ。「20メートル手前で公用車を降りて歩かされ、どなり散らす」「気に入らないことがあると机をたたいて激怒」「幹部のチャットで夜中・休日など構わず指示」など。引用:読売新聞20240909
そして、百条委員会で参考資料として提示されたと思われる原文を見てみましょう。
以下になります。クリックするとX上で4ページが読むことが出来ます。
いかがでしょうか?
確かに匿名で、黒塗りがあり、確かに怪文書と言われてもしょうがない気もします。
本当に局長ご本人が作成されたのかとも感じてしまいました。
Xで見れない方用に画像でも貼り付けしておきます。
X上でのポストへの反応さまざま
X上ではポストについて、さまざまな意見が投稿されていました。
4ページの最後、「議会関係者、警察、マスコミ等へも提供しています」と記載されていますね。
しかも匿名文書となっているわけですから、誰が作成して、どのような意図で行っているのか調査するのも適切な気がします。
その調査について、知事が判断することではない!という意見もあります。
しかし同時に、警察にも文書が届いており、怪文書扱いとなっているようです。
文章の分析をされている方もいらっしゃいました。
確かに、噂話をまとめたものである書き方になっていますね。
根拠資料を添付してあるわけではありません。
また片山元副知事と元局長の会話記録からは、局長より「噂話をまとめたもの」という発言も出ています。
(参考:毎日新聞20240919「図解まとめ 兵庫県・斎藤元彦知事のパワハラ疑惑と告発文書問題」)
局長は、業務中に、業務用PCで文書を作成していた。
そして3月末に天下りが確定していたとのこと。
たしかに、この原文を見ると印象が変わりますね。
読売新聞の告発内容7項目をみると、それらしく感じましたが、この原文を見ると、怪文書としての紹介のほうが内容に合致しているようにも思えてきました。
メディアの紹介の仕方に、なにか意図するところがあるのでしょうか。
不信任決議案も全会一致とのことでしたが、全員が本心からだったのでしょうか。
こちらは、そもそも告発文の内容に誤りがあるとの指摘です。
まとめ
斎藤知事の事件に黒幕はいる!?その4 「公益通報」違反?初動判断の怪文書(画像あり)の謎のまとめです。
今回は、告発文書の原文をみてみました。
原文4ページを見る限りだと、Xのポストに多々意見があるように怪文書と感じるものでした。
また、初期段階では、警察でも怪文書との取り扱いであったようです。
議論としては、
怪文書だったとしても、適切な「公益通報」対応ができていたか?
と
そもそも「公益通報」に該当しているのか?
の争点のようです。
こちらは、引き続き法文も含めて、学習、調査していきます。
クーデターとか、革命とか、逃げ切るとか、片山元副知事が百条委員会で回答していた「PCの中に明確にあった文面」が出てきていませんでしたが、参考文書は他にもあるのでしょう。
これらも含めて、なぜマスメディアでは紹介しないのでしょう。これが主題の謎です。
ここまでの情報に触れて、斎藤知事の百条委員会での回答
斎藤元彦兵庫県知事、元局長について「不利益処分ではない。あの判断はやむを得なかった」と主張
と聞くと、受け取り方が違ってきました。
今回はここまでとなります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
経過記録を自分の目で確かめてみる実践をしています。調査不足、理解不足で、事実が異なっていることがあるかもしれません。その際は、ぜひお知らせいただきましたら、直ちに修正いたします。その点ご容赦ください。