MENU

なぜ靖国神社へ政治家参拝はダメなの?中学生に伝える気持ちでまとめてみた

当ページのリンクには広告が含まれています。

こんにちは! tsubasaです。

前回、参議院選立候補された平野雨龍さんの記事をまとめていたところ、「靖国神社」のことって、名称は聞いているけど、実際のところあまり知らないな・・・。と反省しました(汗

あわせて読みたい
【何者】着物の似合う平野雨龍は日本国籍!靖国みたままつりに灯篭協賛はなぜ? こんにちは!平野雨龍さん(本名:平野鈴子)が、東京から参議院選挙に出ることで話題になっています。 都庁の記者クラブにて、参議院議員選挙東京選挙区に無所属で出馬...

テレビのニュースで「靖国神社参拝問題」という言葉を、なんどか聞いたことあります。

なぜ政治家は、神社にお参りするだけで、こんなに大きな問題になるのか不思議!?と思いながら、そのままにしていました。

実は、この問題は戦争の歴史、憲法、そして国際関係が複雑に絡み合った、ややこしい問題のようです。
この記事では、靖国神社とは何か、そしてなぜ政治家の参拝が問題視されるのかを、ネット情報をリサーチして教科書には載っていない事実もおりまぜながらまとめてみました。

目次

靖国神社とは何か

靖国神社は、東京都千代田区九段北にある神社で、1869年(明治2年)に「東京招魂社」として創建され、後に「靖国神社」と改称されたとあります。
この神社の最大の特徴は、戦争で亡くなった軍人・軍属約246万柱の霊を祀っていること。

アイダモン

明治維新の2年後に立てられたんだって。
ということは、明治維新の後すぐに着工したのでしょうね。

tsubasa

その後明治12年(1879年)に「靖国神社」と改称されたんだ。
明治天皇が命名されたんだって!

祀られているのは、明治維新の戊辰戦争から太平洋戦争まで、日本が関わった様々な戦争で命を落とした人たち。
そして、これらの人々は「国のために命を捧げた英霊」として祀られています。
中には10代の若い兵士も多く含まれています。

アイダモン

興味深いことが分かったよ!
戊辰戦争後に起こった西南戦争で新政府に刃向かうことになった
西郷隆盛は、祀られていないんだって。

tsubasa

日本の国を良くしようと、その時はやむなく戦(いくさ)で向かい合っただけなのだから、和解して、一緒に祀ってあげられるようになるといいね。
靖国神社150周年 西郷隆盛や幕府軍の合祀計画が急浮上|NEWSポストセブン

靖国神社の本来の目的は、戦没者の慰霊と顕彰

慰霊(死者の霊をなぐさめること)

戦争で家族を失った遺族にとって、愛する人の霊が祀られている場所として、心の支えとして存在しています。
毎年8月15日の終戦記念日には、多くの遺族や一般の人々が参拝に訪れます。

顕彰(隠れた功績や善行を世間に知らせて、褒め称えること)

また、境内には遊就館という戦争資料館があります。
戦争の歴史や戦没者の遺品などが展示されています。
なかでも特攻で亡くなった方々の遺書の展示がなされており、その時代背景や親子の絆など、現代へと手渡された「いのちのバトン」を感じることができる。

tsubasa

遊就館は近年建て替えがされて、とてもきれいな建物でした。
資料がたくさん展示されていて1時間ではとても見きれない内容です。

靖国神社は宗教施設ではあるが、単なる一宗教施設にとどまらない日本の戦争の歴史と深く結びついた場所になっていることは事実としてあります。
演劇「MotheR」は、特攻の母と呼ばれた鳥濱トメさんの物語です。
10年にわたり大切なことを伝え続けようと公演を続けてくれています。

参考

なぜ政治家の靖国神社参拝は問題視されるのか

その1 A級戦犯の合祀と近隣諸国との外交問題

靖国神社が国際的に問題視される最大の理由は、1978年(昭和53年)にA級戦犯14名が合祀(一緒に祀<まつ>ること)されたことにある。

A級戦犯とは?

太平洋戦争(第二次世界大戦)後の極東国際軍事裁判(東京裁判)で「平和に対する罪」として裁かれた人々のこと。
戦争を計画・実行した責任者として処罰された。
この中には、当時の首相だった東条英機や、外務大臣だった松岡洋右などが含まれている。

極東国際軍事裁判(東京裁判)とは?

第二次世界大戦後、連合国(戦勝国)が日本の戦争責任者を裁いた国際軍事裁判。
1946年から1948年まで東京で開催された。A級戦犯(平和に対する罪)、B級戦犯(通例の戦争犯罪)、C級戦犯(人道に対する罪)に分けて裁判が行われた。

裁判では、A,B,C級戦犯の人々を「戦争を引き起こした責任者」と考えている。

アイダモン

だから、彼らが祀られている靖国神社への政治家の参拝は「戦争責任者を称える行為」との受け取り方になり、問題視の原因になっているんだ。

tsubasa


でもその一方、日本国内では「戦争で亡くなった人々を慰霊することは当然」という意見があるわけだね。

この点で大きな意見の対立が生まれている。

特に中国と韓国は、日本の政治家による靖国神社参拝に対して一貫して強い反発を示している。
両国とも日本による植民地支配や戦争の被害を受けた歴史があり、A級戦犯が祀られている靖国神社への参拝を「歴史を反省していない証拠」と捉えている。

アイダモン

裁判から30年後に、合祀されたんだね。

tsubasa

うん、そうなんだ。
裁判では戦犯とされたけど、国を護るために亡くなった人として同じ。
たくさんの人の要望があったそうだよ。
この記事から当時の様子を勉強したんだ。https://www.nippon.com/ja/in-depth/a02404

政治家の参拝があると、首脳会談の中止や経済関係の悪化につながることもある。

このため、日本の外交政策にとって靖国参拝は重要な課題となっている。

その2 憲法の政教分離原則

日本国憲法第20条には政教分離の原則が定められている。
靖国神社は宗教法人であるため、内閣総理大臣などの公的な立場にある人が参拝することが、この原則に反するのではないかという議論がある。

政教分離の原則とは?

日本国憲法第20条の3に「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」と定められている原則。
国や政府が特定の宗教に関わることを禁止している。
戦前の国家神道の反省から生まれた重要な原則。

政治家の参拝には「公的参拝」と「私的参拝」という区別があるが、その線引きはむずかしく、曖昧になってしまいます。

公用車を使って参拝したり、記帳の際に肩書きを書いたりすれば公的参拝と見なされる可能性が高いです。
しかし、私的参拝としても、総理大臣が参拝すれば、政治的な意味合いは避けられないとの見方もあります。

おもしろい投稿を見つけました。
政治と宗教の分離についての一つの見解です。

その3 国内での意見の分裂

日本国内でも、靖国参拝については意見が大きく分かれています。

でも実際のところ、参拝に賛成する人と反対する人の割合は、どのくらいなのでしょうか?
主要メディアで流れる情報は、スポンサーのフィルターがかかっているため、正確性には乏しいという見方も片方においておく必要もあります。

戦没者(英霊)への慰霊は大切だと考える人が多い一方で、外交への悪影響を心配する声もあるというのは確かにうなづけます。

そしてまた、ほかの国はどうなのでしょう。

反省や、相手への尊厳、敬意を示すなら、お互いにまず相手国の戦没者を慰霊するところから始めれば、心の違和感を生じさせずに済むかもしれないです。

具体的な事例

過去の主な参拝に関連する事象事例

1985年、中曽根康弘首相は「公式参拝」を行ったが、中国や韓国の強い反発を受けて翌年からは参拝を取りやめた。
2001~2006年、小泉純一郎首相は毎年参拝を続け、中韓両国との関係が悪化した。
2013年12月 安倍晋三首相は参拝し、アメリカからも「失望」を表明されるなど、国際的な波紋を広げた。

2025年  生稲晃子外務政務官「当選後に靖国参拝」と韓国外務省主張も本人は「参拝してない」否定…佐渡金山追悼式に韓国不参加の理由

近年の事件・問題

2024年には、中国籍の人物が靖国神社の石碑に「トイレ」という文字を刻む事件が発生した。

この人物は器物損壊容疑で逮捕されたが、この事件は靖国神社への抗議行動の一例として、改めて日中関係の複雑さを浮き彫りにした。

アイダモン

2024年に2回も同じことが起こっているんだね。

tsubasa

こんな事件が起きるということは、靖国神社を巡る国際的な問題は過去の話ではなく、現在も続く問題なんだ!

ニュースにはならないおもしろい現象

近年注目を集めている国政政党の参政党のひとたちが、みんなで参拝した記事がXで話題になっていました。

アイダモン

みんなで渡れば怖くない、なのかな?
そんなのいけないよね!

tsubasa

でも不思議なのは、この出来事を主要メディアではいっさい紹介しないし、批判もしていないんだよ。
なんでだろうね?

アイダモン

うーん、なんでだろう。
こんなに大勢でいったら、それこそ国際問題になっちゃいそう。

tsubasa

そこへの配慮なのかな?
目立たないようにして、ふたをしているのかな。
これは引き続き調査していこうね。

様々な立場と意見

参拝賛成の立場

参拝賛成派は、戦争で命を落とした人々への敬意を表すことは当然であり、他国からの批判によって日本人の心の問題が左右されるべきではないと主張している。

また、靖国参拝は日本の内政問題であり、外国からの干渉を受けるべきではないという立場を取っている。

参拝反対・慎重論の立場

一方、参拝に反対や慎重な立場の人々は、A級戦犯の合祀問題や近隣諸国との関係悪化を重視している。
アジア諸国との友好関係を築くためには、相手国の感情に配慮することが重要だと考えている。

また、憲法の政教分離原則の観点からも問題があると指摘している。

中間的な意見

参拝の時期や方法を工夫すべきという中間的な意見もある。

例えば、終戦記念日を避けて参拝したり、千鳥ヶ淵戦没者墓苑など宗教色のない施設での慰霊を重視したりする案が提案されている。

まとめ

靖国神社参拝問題は、簡単に答えが出る問題ではなさそうです。

でも、だからこそ、私たちは歴史を勉強する必要があります。
学び、いろいろな立場の人の気持ちを理解しようと努力することは大切。

この問題について考えることは、本当の平和な社会を築くための第一歩なのかもしれないです。

靖国神社の問題は、
歴史の認識(勝者と敗者で認識が異なります)
宗教(宗派で教えが異なります)、
外交(自国と他国の利益のみで捉えると和解はむずかしい)、
憲法(自国内でも解釈が分かれ、憲法自体の意味合いにも話題がひろがります)
など多くの要素が混ざり合ったの複雑な問題だということが改めて分かりました。

この問題を考える上で一番大切なのは、何でしょうか?

答えは一つではないかもしれませんが、共通認識に立つところから始めないと解決は望めません。
どこに共通認識を求めるのか・・・。

ベースをとことん掘り下げ合わせるなら、

私たちは、神なるもの(言葉はともかく)に生かされている存在。
本当の自分。真の自分、

真我に目覚めることしかないのかもしれないな。
そう感じざるを得ませんでした。

純真なこどもたちには、どう感じるのだろう・・・。まとまらず、ごめんなさいm(_ _;)m

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次