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【検証】石丸伸二、印刷代未払い裁判、実際のところどうなの? 本人見解とXコメントを分析

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こんにちは。奇跡ドバドバtsubasaです。
にわかエンタメ政治班で活動したら、なんだか政治からみの話が面白くなってしまいました。

特に、石丸伸二さん。今回は、次点となり、一躍、時の人になりましたね。
選挙運動中も、いろいろな噂話もあり、全部検証とまではいきませんでしたが、
それをきっかけに、自分で調べたりする楽しみも教えてもらいました。

そして、都知事選選挙が終わったと思ったら、記者会見で
いつもの石丸節炸裂、プライドに傷をつけられた?メディアから、
石丸構文だ、サイコパスだと、好感度急降下などのキーワードがもてはやされ、
一挙手一投足が話題をつくっている感じがあります。

そこで、エンタメ政治班としては、今後も、石丸伸二氏情報を追いかけて行こうと思います。
都知事選終了後、一つ目は、
石丸伸二氏の、印刷代未払い裁判、敗訴についてです。

あちこちで情報は見かけるものの、実際のところどうなの? と言う感じ。
敗訴は分かった。上告も棄却されたのも分かった。
けども、その中味は結局どんなことだったの? というのを、改めて自身のリサーチで理解してみようと思います。

よろしければ、ご一緒しましょう。

目次

なにがどうなってるの?

いつの話?

中区の印刷会社は2020年8月に行われた安芸高田市長選挙で、石丸伸二前市長のポスターとビラの製作を請け負ったものの報酬の一部しか支払われていないと主張し、石丸前市長に対し残りの約73万円と遅延損害金の支払いを求めていました。

引用:yahooニュースより(https://news.yahoo.co.jp/articles/cfca81fe006f4c76a24fa72a30227299387ffe86)

とのことですので、2020年8月です。
石丸伸二氏が、初めて選挙に出馬したときの選挙ポスターということですね。
選挙公示前、1-2週間の準備期間であったようです。(←正確性を欠きます、確認中)

 

該当ポスターはこちら

広島県安芸高田市長選、石丸氏が初当選(投票率56.98%)【2020年8月9日】
告示日 2020年08月02日
有権者数 23,696人
引用:選挙ドットコム)

当時の当選挨拶の映像がXにありました。
この背景に映っているポスターのことだと思われます。

実際、有権者数約24000人の地域で、ポスターは何枚印刷されたのでしょう?
金額だけ聞かされていると、それが一般的な価格なのか判断付きません。
もちろん、ただの印刷代ということではなく、
・撮影費用もあったのかな?
・デザイン費用
・印刷代
・特急料金
などが加味されるので、一概に印刷代だけでは妥当な金額なのか分かりません。
なぜ、報道番組で、その背景情報をお伝えしないのでしょうかね?

裁判の結果

石丸伸二氏の「市長選ポスター代未払い」敗訴確定 最高裁が上告退ける(2024年7月8日)

7日の東京都知事選で落選した石丸伸二氏(41)が2020年8月の広島県安芸高田市長選で初当選した際に製作した選挙用ポスターやビラをめぐり、一部費用が未払いだとして、広島市中区の印刷会社が石丸氏に約73万円の支払いを求めた訴訟の上告審で、最高裁第二小法廷(草野耕一裁判長)は石丸氏側の上告を退けた。5日付の決定。石丸氏に全額の支払いを命じた一、二審判決が確定した。

判決によると、印刷会社が提示したポスター費用などは計約108万円で、印刷会社は安芸高田市から公費負担分の約35万円を受領。石丸氏側は「公費分以外は払わないとの合意があった」と主張したが、一審・広島地裁はそうした合意はなかったと判断。未払い分全額の支払いを命じ、二審・広島高裁も支持した。

朝日新聞デジタル引用

公費分以外は払わない・・ってなに?

石丸氏側は「公費分以外は払わないとの合意があった」と主張したが・・・とありますが、
公費分ってなんでしょう? ちょっと調べてみました。

選挙運動(告示日から選挙投票日の前日まで)費用の公費負担とは、

国や地方自治体が、首長及び地方議員選挙に立候補しやすい環境を整えることを目的として候補者の負担を減らし資産の多少に関わらず、候補者間の選挙運動の機会均等をはかるようにするのが選挙運動費用の公費負担制度です。
(引用:選挙ポスター専門店【運営 スキット株式会社】https://senkyoposter.net/gaiyou/)

要は、候補者の選挙ポスターなどの経費を、自治体が一定額負担してくれる制度のようです。
もうちょっと調べてみましょう。
各自治体で取り決めがなされているようです。

 

公費を調べてみました

「選挙ポスターに、市役所の公費負担はあるの?」で検索してみました。
検索で上位に出てきた中で、表記が分かりやすかった「宮城県亘理郡亘理町」のHPから引用します。
しっかり、公費負担のルールが設定されていますね。

3.選挙運動用ポスターの作成
・1枚あたりの限度額
(541.31円×104枚+158,125円)/104枚(ポスター掲示場数)=2,062円
(1円未満の端数は切上げ)
※ポスター掲示場数は、変わることもあります。

・公費負担の限度額 2,062円×104枚=214,448円
※限度額を定額で支払うものではなく、限度額とポスター掲示場数の範囲内で実際に要した費用(2,062円/枚かつ104枚以下)を支払います。
※無投票の場合でも公費負担の対象となります。

要は、(基本印刷代?)541.31円×ポスター掲示場数104枚+(基礎公費?)158,125円を
ポスター掲示場数で除して、=2,062円(1枚当たり)

を算出し、その限度額×ポスター掲示場数にて、公費負担の限度額を算出しています。

 

他府県の公費と比較してみました。

「宮城県亘理郡亘理町」の人口と世帯数を調べてみました。(2024/7/11現在HP内検索にて)
32,975人; 男 16,246人; 女 16,729人 13,426世帯

石丸氏が務めていた広島県安芸高田市は、2024年7月1日付の人口
26,236人; 男 12,714人; 女 13,522人 13,297世帯

人口が7,000人ほど少なくて、世帯数が同じくらい。子供の数に差があるのでしょうか。
ともかく、有権者規模としては、ほぼ同じくらいなので、限度額などの比較対象となるでしょう。
そのような視点でみると、安芸高田市の限度額については、
亘理町は、約22万円に対し、約35万円と、1.5倍以上のだいぶ支援幅の多い公費負担設定となっているようです。

追記:安芸高田市の約35万円というのは、ポスター代に加えて、ビラ印刷代の合算とのことです。
裁判記録(判決文)からの情報発信について、安芸高田市の直近の市長選に立候補された森谷氏が、ユーチューブで発信くださっていました。後日、その内容も踏まえて、加筆します。
そのユーチューブの概要からは、あらためて、判決の内容に不思議さを感じるものでした。
判決や司法制度への尊敬、尊重をもちつつ、事実関係を後学のために確認しておきたいと思っております。

 

公費負担を受けるための手続き

公費支払いがなされるための流れ、手続きについても調べてみました。
同じく亘理町のHPより引用です。

公費負担の手続き
費用は候補者に支払われるのではなく、あらかじめ候補者と契約を締結した業者等を候補者が町選挙管理委員会に届出し、この契約業者等が町に請求する仕組みとなっています。このため、公費負担を受けたい場合は、必ず業者等との契約締結が必要となります。
なお、町から契約業者等への経費の支払い時期は選挙期日後で、供託物没収※関係が確定した日以降となりますので、契約の時にこの旨を業者等に説明してください。

※供託金没収とは?

公職選挙において、売名や泡沫候補の乱立を阻止するための制度。
金額はその選挙によって異なり、ある一定の得票率以下の場合、供託金は全額没収となる。逆に落選しても、その得票数基準をクリアしていると全額返還される。 昨今は、直近の2024年都知事選に過去最高の56名の候補が乱立したが、売名メリットが「供託金没収」を上回るようになっているとの声もある。

このようにみると、公費の支払いに対して、安芸高田市では、契約書の提出義務はなされていたのでしょうか? また契約書は提出されていても、そこには契約金額は記載されていなかったということなのでしょうか? なにかスッキリしない感じがありますね。

追記)安芸高田市の公費負担の手続き規定

安芸高田市の「安芸高田市議会議員及び安芸高田市長の選挙における選挙運動費用の公費負担に関する条例」インターネットに掲載ありました。
https://www.akitakata.jp/reiki/reiki_honbun/r382RG00000036.html

(選挙運動用ポスターの作成の契約締結の届出)

第10条 前条の規定の適用を受けようとする者は、ポスターの作成を業とする者(以下「ポスター作成業者」という。)との間において選挙運動用ポスターの作成に関し有償契約を締結し、委員会が定めるところにより、その旨を委員会に届け出なければならない。

 

過去には、公費負担の詐欺疑惑で書類送検もありました。

選挙ポスター1枚5000円…「税金だから取れるだけ取ればいい」
印刷業者が明かす選挙特需の暗黙の了解
・・・(前略)

「税金だから取りはぐれる心配はない。取れるだけ取ればいい。それが、業界の暗黙の了解になっている」。約20年間、候補者から請け負っている鹿児島市の印刷業者は明かした。

・・・(中略)・・・

刷る枚数や用紙の材質などによって価格は変動する。それでも相場は「1枚200~1000円程度が妥当」。紙価格が高騰しているとはいえ、印刷技術は上がり、以前と比べコストは低く抑えられる。「超一流のカメラマンやデザイナーなどを雇わない限り、1枚5000円のポスターはあり得ない」と語気を強めた。

満額請求した議員の多くは「事務所や業者に任せていて詳細は分からない」と話した。初当選した議員は「告示日に間に合わせるのが最優先で事務所に言われるがままだった。選挙後に請求額を見て単価が倍くらい違うことに驚いた」と言う。次は必ず抑えようと思う」と反省を口にした。

・・・(中略)・・・

全国の地方選ではポスター代の水増し請求疑惑が相次ぎ、2004年の岐阜県山県市議選では、複数の市議らがポスター代を水増し請求したとして詐欺容疑で07年に書類送検された。

これを受け同市議会は財政難に伴う歳出削減を名目に公費負担を廃止し、候補者が自費で払うようにした。ただ、市議の担い手不足が進み、議会から公費負担の復活を求める声が上がっている。市選管の担当者は「もし再導入するなら不正が起きない工夫が重要。少なくともポスター代にかかった内訳書の提出は必須だろう」と話した。
引用:南日本新聞 2023/08/21  (https://373news.com/_news/storyid/180513/)

大分曇りかかった部分でもあるのですね。
水増し疑惑で、公費負担の廃止を選択された自治体もあるとのこと。

実際、今回の、石丸伸二氏の安芸高田市での場合で、割り戻すと、1枚あたりいくらになっているのでしょうか?
 全くそういった情報がメディアに出てこないところも不親切というか、なにかミスリードを誘っているようにさえ思えてしまいますね。

亘理町の掲示場数104枚を参考にしてみましょう。
石丸氏に請求が上がっている金額が、総額、約108万円と記事にあります。
単純計算にて、108万円÷104枚=10,384円

うぉおおおおおおーーーーい!
なんじゃこりゃ(★★

過去に5,000円で、水増し偽装で書類送検されているのに、
その倍の10,000円/1枚当たりが、裁判で適正とされているのは!
単純におかしくないか!?
(仮に掲示板以外にも貼る必要性はあるので、200枚印刷したとして、約5,000円/1枚)
あくまで、亘理町の参考数値との比較ですが・・・、
その他の付加条件もあるのでしょうが・・・すみません。ちょっとビックリ(@@)

追伸 上記にてご紹介した森谷氏の情報によれば、
印刷代の請求金額の内訳は、ポスター代44万円、ビラ代58万円=合計102万円とのこと。
ですので、まずポスター代だけを見ると、印刷枚数が220枚とのことですので、
44万円 ÷ 220枚 = 2000円/枚 < 比較参考 2,062円「宮城県亘理郡亘理町」
ということで、安芸高田市の規定は、約1000円とのことなので、単価2倍となりオーバーしていますが、ほかの自治体を参考にした場合、一応予算内ではあります。
でも、請負の自治体の予算内に収めることも、業務契約上は大事な確認事項になりますよね。

石丸伸二氏の見解

と、昨日のユーチューブチャンネル「ReHacQ−リハック−【公式】で取材を受けていた石丸さんの受け答え。
上記を踏まえると、本当はもっと伝えたいことがあるけど、
表現として一定の線を越えない表現にしているのかなとも感じてしまいました。
X投稿より引用。リハックさまの取材映像切り抜きです。

Xコメント、的を得ている!

他の候補者のケースと同じように想定していた3倍以上ですから、消費者として、あーそうですかはいどうも、とは支払えないでしょ

本当に、3倍以上、2,000円が限度額だとしたら、5倍です。
ここらへんの情報が出てこないのが、本当に不思議でした。

まとめ

【検証】石丸伸二、印刷代未払い裁判、実際のところどうなの? 本人見解とXコメントを分析のまとめをしてみたいと思います。

・裁判では敗訴。最高裁へ上げるも上告却下。
裁判の判決では、「石丸さんの支払いが妥当です。」という結果になっているとのこと。
今後の石丸氏の言動にも注目が集まります。

・裁判としたのは、もともと踏み倒す気はない。認識のずれを争点とした。

・原告の印刷会社からの請求印刷代を検証してみました。
相場からかなり開きがあり、過去に水増し請求疑惑として書類送検されていた5000円/枚の2倍。
10,000円/枚※1 の単価となっていた。
(※1 参考数値:人口数がほぼ同じ他自治体のポスター掲示板数104で除した金額)

・リハック社のインタビューを見ると、石丸氏の応対について、
世の中的な反応は二つに割れています。
悪評価:自分の主張が強すぎる。誤りを認めない。サイコパスな人。
好評価:素直。事実は事実。裁判結果が黒だからといって、黒と言い直したりはしない実直さ。

実際のところどうなの?
裁判では敗訴判決。石丸氏は判決内容は受け止めつつも、ご自身の正当性はゆるぎない様子。
あらためて、今後の挙動が注目されます。

最後までお読みいただき、ありがとうござます。

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この記事を書いた人

セミナー企画の仕事を20年ほどしております。
その中で経営者、心理学、心、社会の仕組みに必然的に興味を持ち、その延長で、気になる情報をブログで発信しはじめました。

世界に影響を与えている出来事、背景、人物からアニメまで、それらの情報を学びながら、まとめていきますので、読者の皆様の知りたい情報入手の時間短縮や、へぇー、ほー、なるほど! になれば、うれしいなと思っています。

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