北村一輝さんミュージカル初出演作品『王様と私』を10倍楽しむ方法!

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ニノさんのゲスト出演の北村一輝さんが、ミュージカルに初挑戦とのことで、興味を持ち調べてみました。
北村一輝さん初主演の作品は、『王様と私』
・・・どこかで聞いたことのある作品名だなと思いましたら、
最近、魅せられていた渡辺謙さんの、ブロードウェイ初挑戦の時の作品なのでした。

なんだかご縁を感じてしまい、改めて『王様と私』という作品と、初出演にして主役の北村一輝さんについて調べるとともに、
ミュージカルの初めての方にも、『王様と私』という作品をより楽しむための情報をまとめてみました。

 

北村一輝さんについて


2019年、第32回東京国際映画祭にて wikipedelia引用

1969年7月17日生まれ。大阪府大阪市出身。
彼のキャリアは1991年から始まり、テレビドラマ、映画、ナレーター、舞台など幅広いジャンルで活躍しています。特に、彼の役作りに対する熱心さは業界内外で高く評価されています。

 

役作りへの熱心さ

北村さんの役作りへの姿勢が凄すぎます!

例えば、映画『鬼火』ではゲイバーのママ役を演じるため、実際のゲイバーに足を運び、新宿2丁目の通りで実際の人々と交流し、撮影開始時には、監督に本物のゲイと間違えられるほどの徹底ぶり。
また、映画『JOKER 厄病神』では、役作りのために前歯を抜歯するという極端な方法をとるなど、役作りへの取り組み方が凄すぎます。(ウィキペディア参考)

 

主な作品

テレビドラマ:
『北条時宗』、『大奥〜華の乱〜』、『医龍-Team Medical Dragon-』、『ガリレオ』、『天地人』
映画:
『鬼火』、『皆月』、『ゴジラ FINAL WARS』、『容疑者Xの献身』、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』

 

ミュージカル『王様と私』の概要

作品の歴史と背景

『王様と私』は、1860年代初頭のシャム(現タイ王国)を舞台にした作品です。

  • リチャード・ロジャース作曲、オスカー・ハマースタイン2世作詞・脚本によるミュージカル。
  • この作品は、シャム王ラーマ4世の子供たちの教育係であったアナ・リオノウンズの回顧録から生まれた小説『アンナとシャム王』が基となっています。
  • 物語は、進歩的な改革を望むシャム王が、イギリス人教師アンナを雇い、当初は価値観の相違から対立するものの、次第に互いに認め合い、愛情が芽生えていく過程を描いています。
  • 1951年3月29日にブロードウェイで初演された『王様と私』は、約3年間にわたって上演され、ブロードウェイ・ミュージカル史上4番目のロングラン公演となりました。
  • 初演後も何度もツアー公演や再演が行われ、トニー賞をはじめとする数々の賞を受賞しています。
  • 『王様と私』は、英語圏を中心にプロアマ問わず頻繁に上演され続けている作品の一つであり、その魅力は時代を超えて多くの人々に愛され続けています。

 

参考までに、ブロードウェイ、トニー賞とは

ブロードウェイは、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタンを走る大通りであり、特にタイムズスクエア周辺の劇場街を指して「ブロードウェイ」と呼ばれています。
この地域は、世界でも最も有名で影響力のある演劇およびミュージカルの中心地の一つとされています。

世界の演劇・ミュージカルの中心地: ブロードウェイは、世界中から才能ある俳優、演出家、作曲家、デザイナーなどが集まる場所であり、新しい作品が生まれ、演劇やミュージカルのトレンドが形成される場所です。

高い品質とプロフェッショナリズム: ブロードウェイの公演は、その高い演技力、洗練された演出、豪華なセットや衣装、そして革新的な技術で知られています。ここで成功を収めることは、世界中の演劇人にとって最高の栄誉の一つとされています。

トニー賞: ブロードウェイ公演は、アメリカ演劇の最高峰とされるトニー賞の対象となります。この賞は、演劇およびミュージカルの世界で最も権威のある賞の一つであり、ブロードウェイでの成功を世界に認めさせる重要な指標となっています。

経済的影響力: ブロードウェイはニューヨーク市の経済にとっても重要な役割を果たしており、毎年数百万人の観光客を惹きつけ、大きな経済効果を生み出しています。

 

北村一輝さんの役どころ

北村一輝さんの挑戦

本作でミュージカル初出演を果たす北村一輝さんは、シャム王を演じます。

彼はこの役に対して、歌があるミュージカルでの演技に初挑戦ということで、大きな不安と期待を抱えながらも、役作りに熱心に取り組んでいます。

 

役作りへの熱意

北村さんは役作りに対して非常に熱心で、過去には役に没入するために極端な方法を取ることもありましたが、『王様と私』においてはどのような感じなのでしょう!?
彼の深い演技への取り組みは、すでに始まっているようです。


ミュージカル『王様と私』製作発表 2024/1/26北村一輝 明日海りお(翻訳・訳詞・演出)小林香

 

観劇のポイント

文化的背景の理解

シャム(タイ)とイギリスの文化的背景と、19世紀の時代背景を理解することで、物語の深みやキャラクターの行動の意味がより明確になります。

19世紀のシャム(現在のタイ)は、西洋の植民地主義の波が迫る中、独立を保ちながら近代化を進めようとしていました。

一方、イギリスは帝国主義の全盛期にあり、世界各地で植民地を拡大していました。この時代背景の中で、シャム王ラーマ4世は西洋の知識と教育を取り入れることで、シャムを近代国家へと導く試みを行っています。

『王様と私』では、このようなシャムとイギリスの文化的、政治的背景が、異文化間の理解と交流の物語を通じて描かれています。

 

音楽とダンス

1951年の初演時に初公開され、以降70年間あまり、人々に愛され続けている美しい楽曲と、劇中で展開されるダンスシーンにも注目です。

 

キャストの演技

北村一輝さんをはじめとするキャストの演技に注目です!
特に、ミュージカル初挑戦の北村さんの演技は、彼の新たな一面を見ることができるでしょう。
またアンナ役を演じる、明日海りおさんは、元宝塚歌劇団のトップスターとしても有名です。親しんだ日生劇場の舞台に立たれるのを楽しみにもされているのではないでしょうか。

出演者の方々の背景を知ることは、作品をより楽しむ方法のひとつです。

 

演出家・小林香さんのプロデュース力

加えて、演出家・小林香(舞台演出家/脚本家/作詞家 京都芸術大学 舞台芸術学科 客員教授)
による翻訳・訳詞・演出が、この作品をさらに魅力的なものにしています。

彼女は、翻訳・訳詞・演出を一手に任う「オリジナルミュージカル」を得意とされている点、そして、海外ミュージカルの演出を多く手掛けることで知られています。

そのような彼女の創造的なビジョンと演劇界への深い理解により、『王様と私』を、今この時代にもっとも響く作品として産み出してくださっているようにも感じました。

小林香氏のプロデュースにより、古典的な作品が新たな息吹を得てどう輝くのかにも要注目です!

 

なぜ『王様と私』が今もなお愛され続けているのか

ミュージカル『王様と私』が長年にわたり愛され続けている理由は、その普遍的なテーマ、魅力的な音楽、そして心を打つストーリーテリングにあります。

これらの要素が組み合わさることで、観劇するたびに新鮮な感動を提供し、さまざまな世代の観客を引きつけています。

 

普遍的なテーマ

『王様と私』は、文化的な違いを超えた理解と愛の可能性を探求しています。異なる背景を持つ二人が互いに学び、成長し、最終的には深い尊敬と愛情を育む過程は、どの時代にも通じる普遍的なメッセージを持っています。

この物語は、人々が互いの違いを乗り越え、共通の人間性を見出すことの大切さを教えてくれます。

 

魅力的な音楽

リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世による『王様と私』の音楽は、その美しさと心に響くメロディで知られています。

『Shall We Dance?』や『Getting to Know You』などの楽曲は、ミュージカルの枠を超えて広く愛され、多くの人々にとって親しみ深いメロディとなっています。

『Shall We Dance?』ディズニー映画の美女と野獣のダンスの時にも流れている曲ですね。

 

心を打つストーリーテリング

『王様と私』のストーリーは、複雑な人間関係と感情の機微を巧みに描き出しています。
アンナと王様の関係の発展、王様の子供たちとの交流、そしてシャム宮廷内のドラマは、観客を引き込む強力な物語を生み出しています。

この作品は、ただのロマンス物語ではなく、権力、政治、文化、教育といったテーマを扱いながらも、人間の感情の真実を描き出しています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
少しでも、この度のミュージカル『王様と私』開催に興味が湧いていただけたなら、うれしいです。

1860年初頭のシャム王国を舞台に描かれた作品ですが、平行して、その頃の日本は、どのようだったでしょうか。
シャム王国同様に、大きな大きな変化のはじまりの時期でした。

ペリー来航(1853年)に始まり、日米和親条約が結ばれ、西洋との交流が始まります。
この時期は、日本が長い鎖国政策を終え、外国との関係を築き始めた現代につながるもっとも重要な時期です。
また、桜田門外の変で井伊直弼が暗殺されるなど(1860年)、国内では政治的な動揺もありました。
外国の情報、文化、経済とどのように関わっていくべきか、また関わりを築き始めるために要人として招くなど、まさに日本でも同じ動きがあった時代です。

日本の歴史をより深く受け取れることにもつながりそうです。

 

最後までお読みいただいてありがとうございます。


チケットのお申込みは、こちらから
https://l-tike.com/play/mevent/?mid=709386

ミュージカル『王様と私』
『Shall We Dance?』など誰もが知る名曲を生み、日本でも数々の名優によって演じられてきた『王様と私』が28年ぶりに日生劇場で上演。【音楽】リチャード・ロジャース【脚本・歌詞】オスカー・ハマースタインⅡ【翻訳・訳詞・演出】小林 香【振付】エミリー・モルトビー【出演】北村一輝 明日海りお 朝月希和 竹内將人 木村花代 中河内雅貴 今 拓哉 小西遼生ほか【東京公演】4月9日(火)~4月30日(火) 日生劇場【大阪公演】5月4日(土)~5月8日(水) 梅田芸術劇場メインホール

【公演概要】
ミュージカル『王様と私』

■音楽
リチャード・ロジャース

■脚本・歌詞
オスカー・ハマースタインII

■翻訳・訳詞・演出
小林香

■出演
北村一輝 明日海りお
朝月希和 竹内將人 木村花代 中河内雅貴 今 拓哉 小西遼生 ほか

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