先日刊行された『しんどい月曜の朝がラクになる本』(佐藤康行 著、サンマーク出版)が
手元に届きました。
なんでもすでに増刷が決定され、3刷も決まったとか。
2月27日の発売開始ですから、3週間あまりで3刷すごい!!
話題になっているようで、うれしいです。
クラウドファンディングで、その取り組みに共感して
参加したリターンに届いたものが、上記の書籍でした。
そのクラファンで表現されていたのが
・不登校が100%解消した
・クラスからいじめが完全になくなった
・自殺願望のあった生徒が、ほかの生徒のカウンセリングをするようになった
・学校で実施された先生方のビフォーアフター事例の数々
「美点発見」を全国の学校に広めていじめや不登校・自殺を撲滅するためのプロジェクト
と書かれていました。
そして冒頭に紹介されていたエピソードには、その場面の親御さんの心情を思い涙がこぼれました。
—— ここから ——
熊本県のとある公立小学校でのお話。
「小学1年から6年まで場面緘黙(ばめんかんもく)※ で全くしゃべらなかった男子生徒がいました。
帰りの会の美点発見で、
一人の生徒がその子のことを「〇〇君は聴くことの神」とその子の美点を書いたら、
クラス中が “うぉー!”っと拍手喝采になったんです。
すると、6年間喋らなかったその男子生徒が手を挙げて話すようになったんです。
小学校最後の参観日の日に、
その子が手を挙げて発表すると、ご両親がその場で泣き崩れられていました」
(当時、担当教員だった五嶋先生へのインタビューより抜粋)
※場面緘黙とは、特定の社会的場面(学校や職場など)で話すことができなくなる精神疾患の一つ。
—— ここまで ——
そんなことあるの!? よかったなぁ、本当によかった(涙がとまらない・・・
あまりにびっくりしたのと、自分のいじめられた経験などから、
これはぜひ応援したいと参加。
また学校現場の数々の事例紹介に合わせて、
推薦者として、ANAの社員研修に取り組まれた方の話題もありました。
書籍を手に取り、一番知りたかった実践の具体例と、
会社事例のANAの奇跡を早速読み、前回記事にまとめさせていただいたのでした。
そして今回は、さっそくやってみたレポートです。
すごい体感がありましたので、自分の記録用としても残しておきます。
参考になりましたら幸いです。
美点発見のやり方
・ほめるのではなく、ただ素直に、相手の素晴らしさを感じ取り、アプトプットする。
(補足1:クラファン紹介ページより)
まさに、冒頭の6年間場面緘黙だった生徒さんの件が良い例です。
「クラスや授業で一言も話さない」となると、一般的には「性格が暗い」「コミュニケーション力が低い」などネガティブなワードが浮かんでくるかもしれません。
しかし、ここで「心のメガネ」をかけかえると、「聞く能力が高い子」というように見えてくるわけです。
(補足2:書籍『しんどい月曜の朝がラクになる本』p113より)
書き込みシート参考
やってみました
対象は誰でもよい。
書籍では、人間関係を軸に、苦手な方や夫婦をテーマに挙げられていますが、人でも、組織でも、物事でも、なんでもよいそうです。
数々の事例がある、こんな事例まで!
ネット上のこんな事例にも背中を押してもらいました。
YSカウンセリングセンターの公式YouTubeチャンネルで紹介されていました。
— 紹介されていた内容 要約 —
物語の主人公は、三男のひきこもりに悩む母親でした。
彼女は、家族の中で起きている問題に対して、一つの解決策を見つけ出します。
それが「美点発見」という方法でした。
母親は、三男の美点を毎日100個見つけて、記録し続ける決心をします。
しかし、彼女の努力はそこで止まりません。
夫、義父母、長男、次男、実父母、そして最も重要な自分自身の美点も毎日100個ずつ見つけるのです。合計で毎日900個の美点を紙に書き始めました。
書き続けていくと、奇跡のような出来事が次々に起こっていきました。
引きこもりの三男の変化、そしてそれは同時に、33年間もの間、義父母との関係がうまくいかず、夫にも自分の苦しみを理解してもらえず苦しんでいた母親自身の変化でもありました。
かつては受け入れがたかった義父母の言葉が、愛情あふれるメッセージとして耳に入るようになり、夫への感謝の気持ちも自然と湧き上がってきます。
そして、驚くべきことに、ひきこもっていた息子が自ら「働きたい」と言い出すに至ります。
そして今、母親は言います。
「美点発見を1年間続けていると、息子にこうなってほしいという気持ちもなくなるんです。
もういてくれるだけで本当にありがたい、
生まれてきてくれてありがとう、
という幸せな気持ちになっていくのです。」
— 紹介されていた内容 要約 ここまで—
参照元:YS心のクリニック(佐藤康行さんのメソッドを使った医療施設)
ニュース記事【新シリーズ:美点発見インタビュー】
https://shingaclinic.com/news_detail?actual_object_id=23080
なにが変化したか
一人の人物に対して、また出来事ひとつにしても、100個書き出すのって、結構大変です。
慣れてくるとそうでもないようですが、
はじめは、うんうんうなって、絞り出して30分から60分かかってしまいました。
毎日100個を継続するとなると、時間確保が厳しいことがあるので、
100個をとるか、数を減らして毎日をとるか、
今回は、初めてだし、少なくても“毎日”を優先しました。
ANAの谷さんの真似をして大学ノートを用意して、
無理のない個数(私の場合、25個くらい)を毎日、書いていくことにしました。
美点、美点と周囲を見渡そうと始めましたが、
佐藤康行さんの書籍のなかでお伝えされているところから鑑みると、
自分の心のメガネで物事を見ている。心のメガネが変われば、見え方が変わる。
という点から、まずは自分自身の美点発見をするほうが理に適っているなと思い、美点発見の対象は、自分自身としました。
まとめ やってみた体感と感想
自分の美点発見は、やってみると分かるかと思いますが、
感想
・なんだか照れくさい
・こそばゆいけど、嬉しい
・好きなだけ美点だらけにできる
ちょっと冷静に考えると、自分で、自分のこと書いているんだから!と、笑っちゃうんですけど、
これがなかなか、慣れてくると、気持ち良いというか、
自分の自分観が変化しているのが実感できます。
また同時に、自分自身の心にも気づくことができました。
・あぁ、認められたい自分がいたんだなぁ
・また同時に、誰かに認められないと、自分の存在価値が無いように感じている自分。
・そして、自分の存在価値が認められないときの不安と自己嫌悪の心のクセ
・大切に思う人(両親、妻など)目の前の人の表情から、勝手に妄想して自己否定。
笑顔が無いと否定されていると妄想し、そこから存在価値の無い自分、へとなっていた。
4番目の気づきには、愕然としました。
体調が思わしくないとか、ほかの心配事があるとか、全く自分に対しての表情でないにもかかわらず、不安心が湧いてきていた自分に気付きました。
体感
それに気付くと、むやみに自分を否定していた回数が減ったのでしょうか。
気持ちが安定するようになったようです。
そして安定した状態から、思考、行動がとれるようになったので、その結果にも影響がでたのだと観察しています。
そうこうしていると、出来事にも変化が起こってきました。
・・・こちらについては、また後日記載したいと思います。
凄いな!美点発見。
まさに奇跡ドバドバ!のおすすめ手法。
そしてぜひ、教育現場に広まってほしい方法です。
実践しながら、応援していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!