NHK党の立花孝志さんの発言が物議をかもしている。
兵庫県・斎藤元彦前知事に「死をもって」抗議した、渡瀬康英・西播磨県民局長の公用PCの中身について発言したからだ。
かねてより噂は出ていたが、知事候補予定者の公開討論の場で発言されたことから、注目が集まった。
メディア関係者からは、事実が確認されていない噂話はやめてくれと抗議されたが、立花さんは、逆に、「これまでの斎藤前知事への報道は、事実が確認されていたのか?」と切り返した。
まさに、立花氏は偏向報道を是正するために、あえてそこへ切り込んで行ったようである。
今、非公開となっている公用PCの中に、「倫理的に反する情報」が入っているという。
・亡くなられた渡瀬さんの愛人情報?
・不倫相手との画像、動画?
・一人ではなく、二人? ほか10年にわたる遍歴?
・渡瀬さん以外の県職員、県議の不倫情報?
なんだかとんでもない情報がまことしやかに飛び交っている。
真実は計り知れないが、これらの情報も偏向、ミスリードをさそう情報だったりすることはないのだろうか?
もっと本質の事実関係が分かる連絡やり取り記録を隠ぺいするための偽装だったとしたら、斎藤前知事も嵌められたことが明確になってきたが、渡瀬西播磨県民局長も嵌められた可能性は無いのだろうか?
兵庫県の処分内容によれば、確かにその行いは公務員の職域を逸脱するものであることが認められる。
しかし、ふと渡瀬氏の発行していた通信物に目を通したとき、何か事件に巻き込まれていたのではないかとも感じるのだ。特定の国とは言わないが、諸外国とのなかに、企業人から国会議員までハニートラップがあることは公認の事実だ。
県庁内部にハニートラップが掛けられていたとうことはないのだろうか?
昨今、会社の乗っ取りも噂される案件があるなか、県政丸ごと乗っ取り案件ではないかとの疑念も湧いてくる。
妄想はここまでにして、渡瀬さんの愛溢れるお人柄に触れたいと思います。
妹・渡瀬ひろみ氏はゼクシィ生みの親
西播磨県民局長、渡瀬康英氏の妹さん、渡瀬ひろみ氏はビジネスリーダー。
あの結婚情報誌「ゼクシー」の生みの親だとのこと。
社内で絶対無理だという企画から生み育てた経験を活かして、経営者として、教育者としてご活躍されています。
渡瀬ひろみプロフィール
学校法人慈恵大学 理事 理事
株式会社フジ 社外取締役 社外取締役
虎ノ門ヒルズ ビジネスインキュベーションセンター ARCH チーフインキュベーションオフィサー
株式会社ディー・エル・イー 社外取締役 社外取締役
株式会社アーレア(ALEA Co.,Ltd.) 代表取締役
以前の職業: ㈱リクルートの編集長
以前の勤務先: リクルート
出身校: 京都大学
姫路西高等学校に在学していました
兵庫県 姫路市出身
引用:facebookより
渡瀬ひろみさんのFACEBOOKより
2024年3月3日付の記事で、お兄さんである県民局長・渡瀬康英さんの紹介と、兵庫県HPにも掲載されていた県民局長メッセージをご紹介されています。
私には1つ年上の兄がいます。小さいころから兄のあとばかりくっついて、兄と兄のお友達(男の子たち)と遊んできたことは私の人格形成に少なからず影響があったと思います。
兄が大好きで、結局、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、予備校、大学とずっと同じ学校へ通いました。大学卒業後、兄は就職先として地元の兵庫県庁を選びました。京大法学部を出て、好景気でどこへでも就職できた時期に、なんで地方公務員やねん!と思いましたが、両親思いの兄の優しさゆえの選択でした。私心なく正義感あふれ、ユーモアに富み、とても尊敬している兄です。
兄は毎月、県民のみなさんへメッセージを書き綴っていました。今月のメッセージは最後のメッセージ。先月あたりから、「おっ、飛ばしてるな!!最後の願い、最後の叫びだな」ともとれる、なかなかだれも県庁の中では言えないことを書いていました。最後なので思いのたけを綴ったんだなと思います。
兄に許可を得て転載します。県の公式ページでこれを読めるのもあと3週間ぐらいか。。。私の感想。。。公務員って、、、民間企業よりも、、、たいへんなところあるな。。。。
お兄ちゃん、長らくお疲れ様でした!
(ちょっと飛ばしてる2月の局長メッセージの最後の章と、最後の3月の局長メッセージの最後の章をご紹介します。全文は毎月かなりの長文です。)
西播磨県民局長、渡瀬康英さんメッセージ抜粋 2024年2月
「局長メッセージ」兵庫県西播磨県民局長 渡瀬康英
・・・前略)
○選ばれる職場、働き続ける職場春が近づいてくると、就職に関する話題が多くなってきますね。「就職人気ランキング」というデータを数多く見かけます。調査方法が異なるからでしょうか、結果は様々で、何が正解なのかいまいちピンとこない気もします。その中で地方公務員や国家公務員が上位を占めているランキングもあります。ソニーや味の素と同列で地方公務員が一括りにされて比較される意味があるのかやや疑問ですが、公務員は景気不景気に関わらず一定の人気はあるようです。一方で、具体の採用となると定員割れがおきている、という報道もありました。これって、どういうことなのか。総じて希望者は多いが職種によっては違うのか、応募者は多いが、採用したい人は集まってこないのか。誰でもいいからと定員まで採用すれば、数は確保できるかも知れませんが、それでは将来に大きな借りを作ります。一旦採用すれば約40年雇用していかなければなりません。生涯賃金を考えれば、その職員1人を採用するということは「大きな買い物」といえます。ところが、近年、転職のための若い世代の途中退職が増えていると聞きます。地方公共団体間で行き来する例もあるようです。実家へ戻らなくてはならなくなったので故郷へとか、単身赴任が難しく遠方への転勤が無理なので市町へと理由は様々で、一概に悪い話ばかりではないのでなんとも言いようがないですが、一生懸命育てた職員に出ていかれる側の団体にとっては痛手であることは間違いありませんね。特に小さな市町ですとリカバリーが大変だそうです。
就職先を選ぶにあたっての条件って、どのようなことなのでしょうか。やりがい、将来性、労働条件、雰囲気などなど。そして、現に選ばれている企業・団体の実態はどうなのでしょうね。実際に働いてみて、どうだったのでしょうね。
地方公務員を希望する人がどの団体を選ぶのか、この理由はなかなか面白いです。実際に自分が採用面接をしていた時の経験では、「公務員になりたいのは分かりましたが、では何故、兵庫県なのですか」と尋ねます。答えは色々と返ってきますが、模範解答のオンパレード。で、突っ込んでいくと、案の定、結局はあやふやな答えに。まあ、それでいいんですけど。だいたい、自分からして30数年前に兵庫県を受験した理由は、兵庫県って、安定していてそれなりに大きいし、市町は地元密着過ぎるし、なんとなく自分に合っているのとちがうかな、てな調子でしたから。
でも、結果的に今まで辞めずにこられたということは最初のインスピレーションが間違ってなかったということかも知れません。ありがたいことです。
これからの兵庫県は、志ある次世代の若者達に選ばれ続けることが出来るでしょうか。職員達が働いていたいと思う組織であり続けられるでしょうか。いわゆるビジネス書系では、山口周さんの書籍をわりと読んでいます。著書「劣化するオッサン社会の処方箋」という本の中には、“組織は必然的に劣化する”という仮説を人間行動学、組織論、歴史的事実などから論理的に説明しようとされています。組織の劣化はひとえに権力者の取り巻きの劣化が原因である。自分より優秀な者を讒言により権力者から遠ざけ、真実に蓋をし、判断を誤らせる。その組織はどんどんと腐敗し落ちぶれていく。そんな論調です。歪な人事は組織を蝕んでいきます。そして、一握りの者たちが自らの栄達と保身に明け暮れ、気がつけば、権力者の周囲には二流、三流のイエスマンが主流を占めている状況に。権力者は好き嫌いで人を評価します。既に一部の者だけが居心地よい組織になってしまっていたとしたら末期ガンと同じです。余命はあと何年でしょうか。そして、そのような組織の腐敗・内部崩壊も外部にはなかなか伝わりにくく、不祥事、事件の発生といった出来事でようやく世間の知るところとなるのです。いや、これ、兵庫県のことを言ってるのと違いますよ、念のため(笑)
・・・後略)
さらに、レポートの最後に雑感として、下記の文面もありました。
雑感では、好きな作家さんの作品やその所感や、ロードバイクが趣味であることも書かれていてフレンドリーな文章でした。出典元はこちら
・・・前略)
人としての魅力って、なんなんでしょうね。どうしたら身につくのでしょうね。どうしたら人に優しく出来るのでしょうね。どうしたらいっぱい受け止められるのでしょうね。どうしたら素晴らしい上司になれるんでしょうね。
○上に立つものの矜持(出来ているという訳ではないですよ、もちろん)
手柄は譲り、責任は取る
仕事に厳しく、人に優しく
好き嫌いで人を選別するな
人を育てる視点を失うな
信用しない人は信用されない
任せたら、待つ
過去の自分と部下を比較するな
来る者拒まず、去る者追わず(頼られたら応え、軽視されても怒るな)
考え過ぎない(心配事の80%は起こらない。起きてしまう20%のうち80%は解決可能。つまり、全体の4%が本当に問題)
西播磨県民局長、渡瀬康英さんメッセージ抜粋 2024年3月
現在の兵庫県のHPでは、後任につかれた城下局長のメッセージが掲載されており、過去のメッセージは見れなくなっています。
こちらでご紹介するのは、妹の渡瀬ひろみさんのFACEBOOK記事からの紹介となります。
(↓ここから、最後の3月のメッセージの最終章)
○おわりに
このメッセージ欄は一般県民の皆さんの読者もいらっしゃるようですが、一方で、県職員の中にも何人かの愛読者がいるようです。自分は間もなく、県を退職します(予定)が、これから県を支えていく後輩の皆さんに最後に伝えておきたいことを書いておきます。
我々は公務員です。仕事は県民の皆さんのためにするものです。自分のために、自分の栄達のために、仕事をしてはいけない、仕事を利用してはいけない、県民を利用してはいけない。そして、自分の損得勘定で行動してはいけない、人を選別してはいけない。昇任、出世は結果であって、それを目的にしてはいけない。
仕事は楽しく。そのためには一生懸命、しんどいことも沢山あります。楽しい=楽(らく)では決してないです。でも、乗り越えた先にはきっと何かが待っているはず。
これからいろいろな人生経験をすると思います。病気などで働きたくても働けないという経験もするかも知れません。でも「公務員として働きたい」という気持ちは持ち続けてほしい。初心を忘れないで欲しいです。「働きたい」ということと「お金がほしい」ということは同じようで違います。生業としての公務員の側面を否定はしませんが、「給料が貰えるなら、仕事は二の次、三の次」という気持ちにすり替っては自分自身も周りの人達も悲しすぎます。
同僚や上司、部下はもちろん、関わりを持った人達から「あなたと一緒に仕事が出来てよかった」、「また一緒に仕事をしましょう」と言ってもらえる職員であって欲しいです。自分自身の県庁人生は胸を張って威張れるものでは全然無くって、逆に思い返せば情けない恥ずかしいことの連続だったですが、後輩の皆さんには是非兵庫県を支えていって欲しい、そうお願いします。
最後に。人を大切にすること、義を通すこと、誠実であることを、ひとりの人間としてずっと心に持ち続けて欲しいです。そして、筋を通そうとして挫けることがあっても、理不尽な現実の壁に跳ね返されても、諦めないで下さいね。「いつかきっと」と心に念じながら。素晴らしい人にたくさん出会えますように。県民の皆さんの心に残る仕事に出会えますように。
長らくのご愛読ありがとうございました。お世話になりました。おわり。
後輩の皆さんへと投げかけられるメッセージに、感じるものがあります。
本当に愛深い方だったんだろうな。と感じます。
そして文中にある、
これほどのことを伝えられる方に、耐えられないこととは何だったのか。
死をもって抗議する方法以外に考えられなかったのか。
不謹慎と言われてしまうかもしれないが、・・・なにか事件に巻き込まれてはいないだろうか。と考えてしまうもう一人の自分がいます。
まとめ
西播磨県民局長、渡瀬康英氏のお人柄を偲ぶ。妹・渡瀬ひろみ氏のFACEBOOK記事に愛を感じるのまとめです。
いかがでしたでしょうか。
渡瀬康英氏の県民局長メッセージに触れると、あの問題となっている告発文書を書いた人物と同一人物とは思えないというのが正直な感想です。
斎藤元彦前知事に対するマスコミ報道があまりにも酷いと感じ、関連情報をリサーチし始めました。
当初から、斎藤氏への疑惑に不信感があり調べていくと、同時に百条委員会も開催され、反省すべき点はあるにしても、今現在では疑惑が晴れている状態と言ってもよいかと思います。
しかしここにきて、非公開とされている公用PCの件をめぐって、亡くなられた県民局長に汚名が掛けられているように感じてしまっています。
これだけ公務員という職務に、責任感、義務感、正義感をもってあたられて、後進に対してメッセージを発信している方が、本当に、ご自身のみで告発文を作成し配布したのでしょうか。
一見渡瀬氏を非難しているように見受けられる立花孝志氏の発言なども、その奥に隠ぺいされている事実を引き出してくれるための切っ掛けとしてとらえてみようと思っています。
真実が明らかになり、県民局長の供養になることを祈っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。