ABCテレビより4/21、新たにスタートした、日曜夜10時のドラマ
『ミス・ターゲット』は、もう見られましたか!?
物語は、結婚詐欺師である朝倉すみれ(演:松本まりか)が主人公。
すみれは、その美貌とテクニックで富裕な男性を騙し続け、”ミス・ターゲット”の異名を持つ女性。
しかし、彼女はある日突然、詐欺から足を洗い、本気の婚活を始めると宣言します。
・・・と、ここから始まる物語、現在第2話まで公開されています。
松本まりかさん、きれいな方だなと、そしてドラマの結婚詐欺師が主人公という設定に興味をもって
何気なく見始めたのですが、すっかり❤を盗まれてトリコになってしまいました(笑
しかし、第1話に続いて、オープニングに、
主人公の結婚詐欺師・朝倉すみれ(松本まりか)が手錠をされているシーンまで出てくるとは、ちょっとショックでした。
第1話でも見ているのに、彼女から手錠を見せつけられるシーンには印象が全く違います。
2ヶ月後の結婚式最中に逮捕される、という展開から見せる意味とは・・・。
最終回に、そこへの帰結だけ、それだけで終わってしまうなんてことは、
この物語の作者、日本アカデミー賞受賞作家の政池洋佑さんにおいては、絶対無い!
と思っています。
ということで、現時点の考察、検証です。以下どうぞ!
『ミス・ターゲット』ネタバレ第2話まで
自分の幸せのカタチを肯定され、村松宗春(上杉柊平)に興味を抱いた朝倉すみれ(松本まりか)は、「あなたの幸せ、どんなものか見てみたいんです」と宗春に告げ、再び会う約束を交わす。その一方で、宗春に金はないと冷静に判断したすみれは、お金持ちとの確実な出会いを求めて結婚相談所のリサーチを始める。
そんな中、宗春からすみれに誘いのメッセージが届く。「今週末、どこかに出かけませんか?車出します」。パッとしない内容に、すみれの宗春への興味は薄れていく…。が、馬淵弥生(筒井真理子)から、老舗の和菓子店なら大地主の可能性があると囁かれ、俄然、興味が再燃!念入りに洋服を選び、意気込んで宗春とのデートに出掛けていくが…。
(ここまで公式HPより 予告編引用)
以降ネタバレになります。ご視聴前の方はご注意ください。
第2話までの考察検証。結婚詐欺師逮捕にむけて
「訴えが出ないことには・・・」
刑事であり、宗春の父・竜太郎(沢村一樹)が所内で、「さすがのお前でも・・」同僚の投げかけに、答えます。
「訴えが出ないことには・・・」
やはり、訴え+証拠がないと、逮捕できない。という条件見立ては合っていましたね。
「人によっては幸せを教えてもらったと」
伝説の結婚詐欺師「ミス・ターゲット」なる朝倉すみれの技は、やはり超一級のようです。
被害届が出ないばかりか、対象となった人たちの中には、
「幸せってなにかを教えてもらったぁ」と思い出すだけでデレデレしてしまう様子を描いています。
「証拠になるから」
すみれの子分、結婚詐欺師見習い・玉木萌 (鈴木愛理)が、いい味を出しています。
先輩のすみれの部屋へ赴き、次のターゲットの報告、実践計画を伝え、衣装合わせなどの相談に。その際、すみれのプロとしてのアドバイスを、漏らさないようメモ帳に書きとろうとしたのですが、
「メモは証拠になるからダメ!」と注意します。
すみれも、結婚詐欺師として、証拠を残さないことを徹底していることが分かります。
たったひとりだけ被害届を出している人物がいる
一方、警察署で、竜太郎(沢村一樹)が口にしたセリフ。
誰一人として訴えない「ミス・ターゲット」に対して、たったひとり被害届を出した人がいるとのこと。
それが、闇金業者の黒崎(小木茂光)です。
ただ、儲けた金を奈々という女性につぎ込んだ、という証言まで。ということでしょう。
黒崎は、付き合い始めて半年で、密告のような感じで急に逮捕されたことで、その通報者が奈々であったとうすうす感じているのでしょうか?
訴える人+証拠が、逮捕条件だとすると、
・・・今回、すみれが宗春へ作った「経営計画書」がもしや証拠になってしまうのでしょうか?
『ミス・ターゲット』深いセリフ
あったり前よ! 魂こもっているからな
和菓子屋先代の権助さんに救われた一言。そして先代への感謝。
宗春は、父に、すみれに、この言葉を継いで語る姿が描かれています。
(私<すみれ>・・)いやいや・・・なに見とれているんだ!?
上記の宗春の和菓子屋さんとなったエピソードに思わず引き込まれ、見とれているすみれ。
自分の心の動きを発見し、驚きを隠せません。
いつしか本当の自分の心を奥底にしまい、忘れて無いものとしていたすみれ。
恋心よりもっと奥にある、心の奥底の求める姿に気づいてしまった瞬間だったのかもしれません。
知り合いが被害に。結婚詐欺は人の心もエグリ取る
宗春の父・竜太郎の結婚詐欺師の逮捕にこだわる理由。
大金だけでない。心もエグリ取る。
その知人は、人を信じられなくなり、仕事ができなくなった。とのこと。
誰なのでしょう? このエピソードは、3話以降で回収されてくるでしょう。楽しみに待ちたいと思います。
『ミス・ターゲット』本当の幸せ問う!?
宗春は草餅を作り、すみれに食べてほしいと店へ誘います。
すみれは宗春の和菓子屋の経営計画書を作り上げ持参。
そして、成功して、お金を稼いで、幸せなる道を力説します。
ところが、宗春から返ってきた言葉は、
もっともっと病?
もっと好きなことだけして生きていける、すでに手に入れています。
お金があれば、もっとゆっくり、好きなことだけをして、幸せに、生きていけるでしょ!?と
説得しようとするすみれに、宗春は言います。
「すでに手に入れています」
一番大切なところが合わないっていうか。。。残念だな
すみれを追い返した後、父・竜太郎に伝えた一言。
やはり、一番大切なところが合うって、パートナーに一番求めるところですよね。
よもぎのような人だな。愛のある人にしかこんな資料作れない
父・竜太郎に、「よく読んでみろ」とすみれのお金儲けの言葉でなく、資料にある宗春の和菓子愛を心から感じた言葉の数々に気づかされます。
資料の奥に在るすみれの真の思いに感じた宗春は、伝えました。
「よもぎのような人だな。愛のある人にしかこんな資料作れない」
「あなたは、愛のある人」
すみれは、そんなことを言われたのは、初めてだったのではないでしょうか。
『ミス・ターゲット』脚本家の意図
このドラマ・物語のテーマは、「本当の幸せ問う」なのかな!?
『ミス・ターゲット』を見ていると、そのセリフから、
テーマが「本当の愛、本当の幸せ」なのかなと感じることが度々・・・。
作者の舞台設定や、登場人物の名前の設定などに、その意図を乗せることってよくありますよね。
そこで、主人公の朝倉すみれさん、そしてその母の名前が、「愛」さん。
大元は、愛。・・・これはそう読み取るなら、そのまんまズバリです。
そして、主人公のすみれさんは。
花・スミレ の花言葉を調べてみた
スミレ全体の花言葉は、「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」。
道端にひっそりと咲くスミレにぴったりなものばかりです。控えめで奥ゆかしい咲き姿に由来します。
奈々こと『ミス・ターゲット』、本名朝倉すみれの本性は、
「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」
という、本質が暴かれていく展開になっていくのではと妄想してしまいました。
実際、結婚詐欺師になるエピソードには、
確かに、そう生きるしか、その時点では道が無かった。
誰も初めから悪事に手を染める人はいない。そんな視点を届けてくれているように思いました。
まとめ
『ミス・ターゲット』のネタバレを含む第2話までの内容で、最終回はハッピーエンドになるのか?の考察と検証を行いました。(第1話の後時点の考察検証はこちら)
舞台設定が徐々に明らかになり、随所に今後の展開の伏線がちりばめられているようにも感じます。
そして、キーワードなるようなセリフが何度も繰り返されたり、深みのあるセリフに脚本家の意図があるようにも感じます。
このドラマ・物語のテーマは、「本当の幸せを、問う」なのかな!?
第1話のエンディング寸前に流れた、すみれのセリフ
すみれ:
「この時の私はまだ気づいてなかった。彼との出会いが破滅の始まりだったということを」
は、すでに始まっていますね。
時折、本当の自分が顔を出し、結婚詐欺師の仮面がはがれ、壊れ、
とっさに仮面を被りなおす。
第2話のエンディング手前のシーン、
宗春の父が、馬淵弥生(筒井真理子)から警告されていた刑事の竜太郎(沢村一樹)だと気づいたすみれは、
涙を浮かべ、「私、宗春さんが大嫌いです」と言う瞬間も。
すでに心と体が一致していない状態のように見えました。
皆さんはいかがでしたか?
以下、第2話までのネタバレを含む流れから、これまでの予想と今後の考察、検証です。
・結婚詐欺師は、訴えが無いと、逮捕できない。
・伝説の結婚詐欺師「ミス・ターゲット」奈々の被害者100人のほとんどが、
だまされたことに気づいていない、そして幸せを教えてもらったと感謝すらしている状態。
・たった一人だけ、被害を訴えた人がいる、それが奈々の復讐の相手、闇金業者の黒崎(小木茂光)
・黒崎を相手に結婚詐欺を仕掛け、悪行を暴き通報、牢獄送りとし復讐したのは何年前?
(黒崎は懲役何年なのでしょう? 司法取引が行われる可能性はあるのでしょうか)
ドラマの今年は、すみれ35歳。母・愛と同い年になったとのこと。
逆算していくと、15歳の中学生のとき、母を亡くし、身元引受人として、
スナックのママ・馬淵弥生 (筒井真理子)に育てられたとすると、
5年で結婚詐欺師技術を伝授して、20歳。そこから半年以上かけて黒崎に復讐。
そういえば、黒崎の前に倒れたときの着物姿は、成人式の振袖のようでもありました。
そうすると、すでに15年の時が経っていることとなります。
(※見直したら、警察内の会話で15年前の検挙というセリフがありました!年齢考察は正解でした。)
ママ・馬淵のセリフにあった「復讐相手に笑顔でいるということ、つらかったろうね」
すみれが自分の本当の心の一切をしまい込んだきっかけになったのかもしれません。
・なぜ、和菓子屋になったのか
宗春のこれまでのエピソードも紹介されました。
人を疑うことが求められる警察という職業が性に合わなかった。
父の「なぜ結婚詐欺師に執拗にこだわっているのか」も披露されました。
・知人が被害にあっていて許せない。それは、
結婚詐欺師は「人の心までエグリとる」からだと。
すでに亡くなっている妻に語り掛けるシーンも度々出てきます。
(知人とはだれなのか。そこまで思い入れする知人とは誰? 実は奥さんとの出会いにもつながるのでは・・・)
・被害を出せる、出しているのは、黒崎一人のみ。
・証拠となりえるもの・・・現時点、宗春へつくった経営計画書?
逮捕するまでには、証拠を押さえないといけない。
黒崎が訴えても、立証するものがなければ、逮捕できないはずなのです。
しかも、まだ第2話のこの時、刑事であり、宗春の父・竜太郎 (沢村一樹)は、奈々「ミス・ターゲット」の顔は知らない。
でも奈々の正体・すみれに、宗春の和菓子屋で出会っている。
どこかの時点で、すみれの正体に気づいた竜太郎は、宗春を利用して、証拠を作らせたということが考えられるのですが・・・
「人の心までエグリとる」結婚詐欺師は許せない、知人の仇をとる。にしても、
息子の恋心を知りながら・・・切ないというか、もしそうなら、言葉にならないです。
ハッピーエンドとなりえるのか・・・
本当の幸せ、本当のハッピーエンドとはなんでしょうか?
さすが、脚本家・政池洋佑さんです。第2話ですっかりファンになってしまいました!
第3話、今から楽しみです!!
˗ˋˏ ˎˊ˗
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宗春(#上杉柊平)が
和菓子屋「和月堂」で働く姿を
近くで覗いてみました…和菓子に夢中でひたむきな様子が
表情や口調から伝わってきますね☺️第・話はTVerで無料配信中#ミス・ターゲット
第話 /(日) よる時放送✨ pic.twitter.com/9IoZd8gGSD— 日10ドラマ『ミス・ターゲット』【公式】 (@misstarget_abc) April 29, 2024
どうぞ、みなさんの予想も聞かせてください。
TVer、abemaで見逃し配信やってます!
https://tver.jp/series/srw09gf6ez
https://abema.tv/video/episode/871-419_s1_p1